秋・冬モノの楽曲を収録した小倉博和の「Sketch Songs 2」
只今、絶賛発売中です!!

＜収録曲＞
1. 春待時
2. The Christmas Song
3. Hard to Say I’m Sorry（素直になれなくて）
4. My Grandfather’s Clock（大きな古時計）
5. Long Ago and Far Away（遠い昔）
6. 祇園の恋（GION）
7. Winter Wonderland
8. 誕生日には真白な百合を

【ライナーノーツ】
trk 1：春待時小倉博和（オリジナル）
2011年3月11日、東日本大震災の2週間後に行われた鎌倉でのワンマンライブで発表された。
マイナーコード進行、8分の5拍子のBセクションから華やかなサビに開けて行く展開が印象的。
アルバム唯一のオリジナル楽曲。

trk 2：The Christmas SongMel Torme / Robert Wells
1925年シカゴで生まれたメル・トーメは、作曲家・編曲家・シンガー・ドラマー、
そして俳優としても活躍した。
1944年にロバート・ウェルズと共作した「ザ・クリスマスソング」は、
ナット・キング・コールによってカバーされアメリカで大ヒットを記録。
世界中で最も演奏機会の多いクリスマスソングと言われる。
レスポール1959年サンバーストをクランチさせた音色が美しい。
マーチン1908年 00-45ナイロン弦でバッキングを、
小さなガットギターでソロを奏でている。

trk 3：Hard to Say I’m SorryPeter Cetera & David Foster
1982年リリースのアルバム「Chicago 16」からのヒットチューン。
シカゴは1969年に結成されたアメリカを代表するブラスロックバンド。
デヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えたこの作品では
AOR色を強く打ち出した新たなスタイルを確立、人気を不動のものにした。
小倉は2本のガットギターでボサノバ風なアレンジを施している。
複雑なコードプログレッションにカウンターラインを奏でるペダルスティールが美しい。

trk 4：My Grandfather’s Clock [大きな古時計]Henry Clay Work
1876年に発表されたこの曲の作者ヘンリー・クレイ・ワークは、
フォスターと並んで19世紀のアメリカを代表する作曲者。歌詞も彼によって書かれた。
1962年にNHKの『みんなのうた』で「大きな古時計」のタイトルで紹介される。
現在よく知られている歌詞はこのとき、保富康午によって訳詞されたものである。
小倉は1939年000-42、ディーリング６弦バンジョーを使用し、
アメリカンテイスト香るアレンジを施している。
ボトルネックによるブルースフィーリングあふれるアドリブソロには、
黒人解放運動にも熱心だった作者へのリスペクトが感じられる。

trk 5：Long Ago and Far Away [遠い昔]James Taylor
ジェームス・テイラーのサードアルバムに収録されのちにシングルカットされた。
フォーキーなスタイルの中にジャズやボサノバのテイストを織り込んだ
不思議なテイストを持つジェイムステイラーならではのナンバー。
ギタリスト、アール・クルーによりナイロン弦でのインストナンバーとしてカバーされた。
小倉はオリジナルのテイストが香るよう
スチール弦のマーチン1919年製 0-42を使ってスケッチしている。
タイニーボーイフレットレスベースによるソロも聴きどころ

trk 6：祇園の恋 [GION] YAMAGEN
山弦のファーストアルバム「Joy Ride」に収録されたジャパニズムテイスト溢れるバラード。
大貫妙子によって詞がつけられ、タイトル「あなたを思うと」として
アルバム「note」に収められている。
ここでは珍しい楽器ハープウクレレがメインに使われている。
ペダルスティールを数本重ねてシンセパッドのような効果を出している。

trk 7：Winter WonderlandFelix Bernerd / Richard B. Smith
1934年リチャード・ヒンバー・オーケストラによって初録音された。
クリスマスソングの定番曲として"200"を超えるアーティストからカバーされている。
ビング・クロスビー、エラ・フィッツ・ジェラルド、フランク・シナトラ、近年ではレディオヘッ
ドも。
小倉は1959年バーストのクリーントーンでメロディを奏で、
バッキングのアコースティックギターは1969年 マーチン D-45。
1959年レスポール 通称”バースト”の艶やかなトーン、
1969年ハカランダD-45のワイドレンジなサウンドの共演が味わえる。

trk 8：誕生日には真白な百合を福山雅治
福山雅治30枚目のシングルとして発表された。
百合の花言葉は「親への愛」。
父親への想いがあたたかく綴られた名曲。
小倉はスティール弦とガット弦合わせて３本の小さなギターを使い、
オリジナルのテイストを大切に、クラシカルなモードで演奏している。

All Songs Arranged & Performed by 小倉博和
Computer Programming,
Recorded, Mixed & Masterd by 藤本一樹（GOLDEN TIME）
Recorded, Mixed & Mastered at PEG STUDIO