with Leland Sklar(bass), Russ Kunkel (drums), Jim Cox (piano/hammond B3/fender rhodes); All 13 tracks: PCH/ Temple Bar/ Wayfaring Stranger/ Layla/ Gardenia/ Castle Walls/ Let's Stay Together/ Bullet Train Boogie/ All of Me/ Blue Guitar Blues/ PCH (Bonus Solo Mix)/ Gardenia (Bonus Solo Mix)/ Castle Walls (Bonus Solo Mix)/
■LJことロウレンス・ジュバーの最新アルバム。LJがドライヴするアメリカ西海岸の「Pacific Coast Highway」を略したというアルバム・タイトル『PCH』。オリジナル作品を中心にトラッド曲の「Wayfaring Stranger」、エリック・クラプトンのデレク&ザ・ドミノーズ時代の名曲「いとしのレイラ」、お馴染みのスタンダード・ナンバー「All of Me」を2本のマーティン・ギターのLJシグネチュア・モデル、OM-18LJとOM-28LJ、それに1957年製ストラトキャスター、Eastman Uptown 810アーチトップを持ち替えてプレイ。今回はジェイムズ・テイラーの初期のバンド、セクション(SECTION)のメンバーだった今や伝説的な2人のミュージシャン、ラス・カンクル(drums)とリー・スクラー(bass)にジム・コックスも参加したバックアップ・メンバーを迎えてのレコーディング・セッション。特にラス・カンクルとリー・スクラーの強力なリズム・セクションをバックに思い存分に演奏しているLJの嬉しそうな貌が見えてくるようだ。その事をLJに訊ねたら、彼はニコニコ顔で彼等との本作のセッションがいかに楽しかったか、そしてアーティストとしていかに多くのインスピレイションを受けたかなどを雄弁に語ってくれた。LJの新しい魅力に触れる好アルバムである。