All 11 tracks: Hector the Hero/ Carolan’s Ramble to Cashel/ The Kerry Jig〜Musical Priest/ Carolan’s Quarrel with the Landlady/ Hewlett/ George Brabazon second Air〜Morning Star/ The Princess Royal/ Butterfly/ Up Sligo〜The Rollicking Boys Around Tandaragee〜Out with the Boys/ Bonny at Morn/ Down by the Salley Gardens/ ■アイルランド民謡、スコットランド民謡、そしてアイルランドの竪琴奏者ターロック・オカロランの作品をソロ・ギターで綴る全11曲収録。
天満さんは、ギターを抱えて、アイルランドをまわり、これはと思うパブに飛び込んでは、ギターを弾かせてもらうそうです。耳の肥えた主人も客も、この未知の客を歓迎してくれるのです。それは、彼の演奏の中に、自分たちの文化や歴史に対する深い関心と敬意を、感じ取るからでしょう。彼のギターの音色には、ケルト人の特徴である、自然に対する親しみと畏敬、苦しみの中に見せる不思議な明るさ、そして、800年に及ぶイギリスの支配の末に独立を勝ち取った民族の誇りと悲しみ、などへの並々ならぬ理解と共感が現れているのを、私は感じるのです。 [京都大学名誉教授 佐野哲郎氏・ライナーより抜粋]