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All 7 tracks: Prominence(3:07)/ レンズと太陽(5:08)/ 雪夢 長雨 | It's still raining(14:27)/ 東からの雨雲(4:41)/ Wild Horses(5:16)/ Choral Dorien - Jasmine Sweet - Emission of ACFTS(7:48)/ North-Bound Waltz | 北に向かう列車(3:57)/
■小川倫生(おがわみちお)の通算4作目。発売以来、毎日のように聴いている。20代最後に発表した前作『NIGHT JASMINE』から3年、30歳になってからの幾年かが過ぎ、その間のアーティストとしてのキャリアや1人の人間として経験など、彼の存在の全てを注ぎ込んだかのような豊潤な「アコースティックな音の世界」が拡がる。粒揃いの佳曲が並んでいるが、特に「雪夢 長雨 | It's still raining」は最大の聴きモノだろう。この曲のオリジナル・レコーディングは、ちょうど10年前、CDアルバム・デビュー以前の20代初めの彼が自主制作したカセットアルバム『雪夢(ゆきゆめ)』に収められたもので、両手タッピングなどハイ・テクニックを使いながらも、それらを用いたフレーズの数々が彼のオリジナル作品に無理なく溶け込み、繊細で表情豊かな音の流れとなって心に染みこんでくる。見せびらかすための過剰なテクなどとは対極の、あくまで自然なプレイなのだ。聴く者のイマジネーションを膨らませる7つの作品それぞれに込められた情景や色彩。それは、『PROMINENCE(「卓越・顕著」の意)』と題された本作までの3年間で著しい成長を遂げた彼だからこそ描くことのできた世界だろう。全面的にお薦めする。