全ての商品から アコースティックギター ブルーグラス ロック、フォーク、シンガー・ソングライター 楽器 その他

カートの中に商品はありません

ホーム > アコースティックギター > 濱口祐自 [Yuji Hamaguchi] / Homestead Blues: I Was Born in Tanabe ('21)

濱口祐自 [Yuji Hamaguchi] / Homestead Blues: I Was Born in Tanabe ('21)

型番 YH-CD2021 販売価格 3,500円(内税) 購入数 枚 　2021年、和歌山県那智勝浦出身のギタリスト、濱口祐自（はまぐちゆうじ）さんが６年ぶりで発表した通算４枚目のアルバム。自主製作盤としてはデビュー・アルバムに続き、２作目となる本作を当店（プー横丁）でお取り扱い開始させて頂ける事となりました。 　2020年4月、濱口さんが自らのアイデアを形にすべく、フィールド録音、自宅録音、彼の父親の生家での録音、山奥にあるトンネルの中での録音などで収録した全19曲のギター・インストゥルメンタル作品が収められています。 　本作に含まれているカヴァー曲はライ・クーダー、ジョン・ハイアット、ジム・ディッキンスン共作の「Across the Borderline」、ウッディ・ガスリーの「Do Re Mi」、ミシシッピー・ジョン・ハートの「Louis Collins」「Buck Dance」、エリック・サティの「Gnossienne No.1」、「禁じられた遊び」として知られる「Spanish Romance」、日本語歌詞「遠き山に日は落ちて」で知られるドヴォルザークの「Going Home (家路)」などで、それらの楽曲と濱口さんのオリジナル作品10数曲が何の違和感もなく並んでいます。 　フィールド・レコーディング（野外録音）された１曲目「Feathered Friends」では、小鳥のさえずりが（SEとして後でダビングされたものではなく）バックでずっと流れていて、中学時代に自転車で通った山奥へ録音機材を持ち込んで50年ぶりに訪れ、泊りがけで３日間粘った末に生録りしたモノだそうです。 　9曲目のサティ作品「Gnossienne No.1」は、コンサートのライブ録音ですが、演奏し終わったあとの観客の拍手と重なる形で濱口さんが満足げに「ええ曲やのう」と語っているのも興味深いですね。 　濱口さんのライブをご覧になった方は、無骨なイメージをお持ちの方も多くおられるかも知れませんが、本作を一聴しますと、その凄く繊細なギター・プレイに耳を奪われてしまいます。 　19曲と盛り沢山ですが、長尺作品はなく、最後まで一気に聴き終えてしまいます。このアルバムが届いてから、もう幾度も聴き続けています。 　国内のメジャー・レーベルから2014年と2015年に２枚のソロ・アルバムを出してメディアからも大注目を浴びた濱口さん。そのメジャーな音楽シーンから離れる道を選んだ詳しい理由を私は存じません。 　しかし、コロナ禍の中で「世の中どうなっていくんか？とブルーな気持ちやった」という思いがあり、新たなアルバム制作を思いついて、１年がかりで作り上げた６年ぶりのソロ・アルバムが、こんなにも穏やかで人の心をリラックスさせる「仕上がり」になっている事に濱口祐自というミュージシャンの奥深い魅力を感じます。彼の思い（「人情」と言っても良いのかも知れません）がビンビンと伝わってくるのです。 　そして、その事は、濱口祐自さんの魅力を自ら担当する音楽番組やコンサート・イヴェント『LIVE MAGIC』などで多くの音楽ファンに紹介し、今なおプライベートなお付き合いも続いているピーター・バラカン氏が本作の為に書き下ろした、下記のコメントが全てを語っているような気がします。 　濱口祐自さんのニュー・アルバム『Homestead Blues: I Was Born in Tanabe』是非お聴きください。 《 プー横丁店主 POOH 》 --------------------------------------------------------- 《 ピーター・バラカンさんの言葉 》 2014年の 「From KatsuUra」で和歌山県のディープサウスから登場。 2015年の 「Going Home」で早くも音楽業界との縁を切って 一匹狼の道に元った濱口祐自。 「癒し」という言葉は陳腐に響くので普段は使いませんが、 彼が隔離中に自然体で収めた この６年ぶりのギターの演奏を聴くと、 パンデミックで溜まった疲れが すっととれて、 いい気持ちになります。 　　　　　　　　　　ピーター・バラカン --------------------------------------------------------- ★熊野人、凄いBlues魂。 こういう人が潜伏してるとは、日本は不思議な国だ。 ― 細野晴臣 《 収録曲 》 1. Feathered Friends (Yuji Hamaguchi) 1:56 2. Do Re Mi (Woody Guthrie) 3:55 3. Slide Brothers (Yuji Hamaguchi) 2:15 4. Across The Borderline (Ry Coder, John Hiatt, Jim Dickinson) 3:33 5. Last Rose of Summer (Traditional) 2:13 6. Summer Parting 夏の別れ( Yuji Hamaguchi) 2:53 7. Strange Blues (Yuji Hamaguchi) 1:46 8. Magic Minor (Yuji Hamaguchi) 1:34 9. Gnossienne No.1 [Live] (Eric Satie) 4:03 10. Winter Scene 冬げしき (Traditional) 2:17 11. Louis Collins/ Original Two-Step/ Bick Dance (Mississippi John Hurt/ Yuji Hamaguchi/ Mississippi John Hurt) 3:49 12. Organic Wind (Yuji Hamaguchi) 2:45 13. Spanish Romance (Antonio Rubira) 3:04 14. Hard Times Come Again No More (Stephen Foster) 2:01 15. A-maze-ing 楽しい迷路 (Yuji Hamaguchi) 2:47 16. A Modest Waltz ささやかなワルツ (Yuji Hamaguchi) 1:52 17. Homestead Blues (Yuji Hamaguchi) 1:41 18. Kite Amnd Crow at Wakinotani / Going Home (Antonin Dvorak) 2:41 19. Waiting For Something 何かを待って (Yuji Hamaguchi) 1:56 《 濱口祐自プロフィール 》 デルタ・ブルースからサティ、エリントンに至るまで熊野フィーリングたっぷりに演奏する異能のギタリスト。 80年代：遠洋マグロ漁船に乗りパプアニューギニアに行く。 勝浦漁港の古い民家を、自らの手で切り出した竹を使ってクラブに改造、12年間経営と演奏。 90年代：ヨーロッパ(ドイツ、スイス、オランダ、フランス)の各地でストリート演奏の旅を行う。98年ソロギターアルバム「竹林パワーDream」発表。 2001年　東京青山での全国フィンガーピッキングギターコンテストに於いて会場投票1位のオーデンエンス賞獲得。 2013年　久保田麻琴プロデュースでアルバム制作開始。渋谷のライブハウス、SARAVAH東京での10月ショウケースと明けて1月の2度目では記録的な観客動員を果たす。 2014年6月、久保田麻琴プロデュースによるメジャー・デビュー・アルバム『Yuji Hamaguchi from KatsuUra』を日本コロムビアよりリリース。この稀有な存在に新聞・雑誌・ラジオ・テレビで話題沸騰となる。11月にはテレビ朝日「題名のない音楽会」に出演し大反響。 2015年7月にセカンドアルバム『Yuji Hamaguchi Going Home』をリリース。