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mixed by Antoine Dufour; recorded by Mingxiang Yuefu;
今、中国のソロギター・シーンで話題の劉嘉卓(リュウ・ジャージュオ)。英名のJaco Liu(ジャコ・リュウ)としてYouTubeの動画を通じて日本でも熱心なアコギ・ファンの方の間で少しずつ知られるようになってきていますが、これまで彼のCDを安定的に入手する事が難しく、ご紹介できていませんでしたが、彼の新譜CDである本作『17: Seventeen』より本格的にお取扱いを開始させて頂く事となりました。アルバム・タイトルは彼の年齢を示しています。西村ケントくんより1歳年下の17歳ですね。
それぞれ「A面」「B面」と題されたCD2枚組で発売されました本作。でも1枚モノの特価で販売させて頂いています。収録された曲数も17曲のこのアルバムに即したタブ譜も発売され、同時に入荷しました。
さて、そのタブ譜に彼自身が記しているように作品によってドイツ人ソロギタリスト、ソーンケ・メイネン(Sonke Meinen)やカナダのカラム・グレアムからの影響を公言していますし、「Exotic Knight Seris」として「Part 1」から「Part 3」までの3曲を組曲のように収め、チック・コリアからの多大な影響も明らかにしています。それだけでなく伍々慧くんや松井祐貴くんといった中国ツアーも行ったことのある日本人ソロギタリストの演奏からもインスピレーションを得ているのではないかと思える作風を彼のオリジナル作品(敢えて「どの曲のどの部分か」は申し上げませんが)の中に感じるのは私だけではないでしょう。
高度なギターテクニックをこの若さで独学で身につけ、本作でも味わいの異なる優れたオリジナル作品を17曲も収録しているのは驚くべきことですが、まだ多くの先輩ミュージシャンの影響下にあると言えるかも知れません。こんな事を申し上げるとケチをつけているようですが、そうではなくて、各楽曲の完成度、ミュージシャンとしての成熟度は図抜けたものがあり、大注目して頂きたい若手ソロギタリストの1人である事は間違いありません。
前述した日本人ソロギタリストたちからの影響が散見される点も微笑ましくあり、それらの楽曲も我々日本人の心にすーっと溶け込む魅力をもっていると言えます。
中国の知人の話によると、この劉(Jaco Liu)くんは「いつか西村ケントさんに会いたい。一緒に演奏したい」と思っているとのことで、近い将来それが実現し、次世代のソロギタリスト同士の交流が進めば、アジアのソロギター・シーンは更に興味深いモノになりそうな予感もしています。
劉嘉卓 [Jaco Liu] のニュー・アルバム、是非お聴き下さい。《 2021年12月 プー横丁店主 POOH 》
同時入荷した17曲掲載のタブ譜は、ずっしり重い全208ページで厚みが15ミリ(1.5cm)もあります。中国で出版されたタブ譜ですが、彼自身による各曲の説明は中国語だけでなく英語でも記載されており、タブ譜自体は通常のものと変わりませんので問題なくお使い頂けます。タブ譜のご注文は下記URLのリンク先からどうぞ。
https://shop.poohyokocho.com/?pid=165719619
《 収録曲 》
01. 花季 / Blooming Season (3:49)
02. 奇趣放克 / Funny Funk! (2:34)
03. 十年 / A Brand NEW DAY! (3:49)
04. 理想世界 / Ideal World (3:07)
05. 丘比特之箭 / Cupid's Arrow (3:50)
06. 等待 / Waiting (3:01)
07. 午后初晴 / Sweet Afternoon (3:36)
08. 十月狂? / Carnival In October (2:51)
09. 旅途 / Journey (2:35)
10. ??同在 / Happy Together! (3:14)
11. 阿基琉斯 / Achilles! (3:19)
12. 五点十三分 / 5:13 (4:02)
13. 异邦?士第一章 / Exotic Knight(Part 1) (3:17)
14. 异邦?士第二章 / Exotic Knight(Part 2) (3:53)
15. 异邦?士第三章 / Exotic Knight(Part 3) (3:42)
16. 夜空 / Night Sky! (3:30)
17. 独行者 / Loner (3:31)